中日すぎました。

「太陽に灼かれて」の東京公演も中日過ぎました。

このくらいになって来ると色々なことがあるのですが、今日は、取っておきのエピソードをお話します。


この舞台は廻り舞台で組んであり、シーンチェンジのときに舞台が廻り、セットが変わるのですが、ある日、成宮寛貴君の登場シーンで、廻るはずの舞台が廻らない!


その時は僕はちょうど、スタッフとして、門を引っ込める役目をやっていたので、舞台袖に居て生々しく空回りのする舞台を見つめていました。

当然、舞台上の成宮君、加恋ちゃんは目を白黒させ、舞台袖で出番の待つ役者さん達も大騒ぎ。


しかし、そこはプロ。皆さん廻らない舞台に飛び出して行き、有り得ない場所で有り得ない芝居をいつも通りセリフ、動きも寸分の狂いも無く続けた。


そして、会場もざわつき出し、スタッフさん達は大慌てで対策を練り、芝居がひと段落ついた所で、
「すいません、舞台装置が壊れてしまいました。一度止めさせて下さい!」

と増田舞台監督の声。

そして、舞台上の役者さん達も苦笑いしながら、一礼。

そしたら、観客さん達は大盛り上がり!

皆さん、ハプニングを楽しんでました。
20分休憩したが、装置は復旧せず、舞台の後ろに3人のスタッフさんが、付き直接人力で廻すことになり、再開しました。


こんな経験は、キャリアの長い先輩に聞いてもなかなかないとの事。貴重な経験になりました。


この日に来てお客様は、ラッキーかアンラッキーか分かりませんが、めったにないと舞台鑑賞になったと思います!


その日のアンケートは肯定的に良い経験になり、忘れられない舞台になりました!という意見がほとんどでした。


生の舞台。


色々あります。


頑張りましょう!